ボーカル体験レッスン後の基本的な流れ/新宿バンドサークル「おとかぞく」

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みなさんこんにちは!今から音楽を始めたい超・初心者のための新宿バンドサークル「おとかぞく」です。

今回はボーカル体験レッスン後の基本的なボーカルレッスンの流れについてご説明させていただきます。体験レッスンの内容はこちら

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1.まずは体験レッスンのおさらい(腹式呼吸やマイクの持ち方など)

体験レッスンの際にはまずは大きな声を出すこと、そして腹式呼吸やマイクの持ち方などをお教えしました。これらが既に完璧に身に着いているようでしたら次の段階に進むので、まずは前回のおさらいからです。

少し忘れているようならまた最初からやり直しますが、一度やったことがあるので大抵の方はすぐに感覚を思い出していただけます。

無理な大声を出せばよいというわけではありませんが、自分の声で届かせようとする意識は非常に重要で、腹式呼吸がそれを後押ししてくれます。

マイクは口に向かって真っすぐに構え、マイクを持っていない方の手はお腹において、腹式呼吸の動きが出来ているか確認します。

タイミングが上手く合うとご自分でもびっくりするような声が出る瞬間があるので、その感覚を徐々に掴んで、いつでも好きな時にその響きを出せるように練習を繰り返しましょう。

2.ビブラートを覚える

前回のおさらいが終わったら、新しい技術を覚えていきます。まずは定番のビブラートからです。

「横隔膜が・・・」「自然な揺れが・・・」などと専門用語や技術的なことを言っても初心者の方には伝わりにくいので、おとかぞくでは日常の中で使う言葉や場面を例えにして色々な技術をお教えしています。

ビブラートの場合は、例えば普段誰かと会話していて、相手の言っていることが分かった時に「あぁあぁあぁ!」と言うことがあると思います。この時の喉の動きがビブラートに非常に近いため、まずはここから練習します。

会話の中で「あぁあぁあぁ」と言う時には「あぁあぁあぁ⤵」と音程がだんだん下がっていくのですが、これを音程を下げずに「あぁあぁあぁ」という練習をしてみます。

ビブラートは母音の「あ」「い」「う」「え」「お」の5文字と、「ん」の合計6文字で出来れば完璧です。歌い終わりの語尾を伸ばした際に使う技術なので、この6文字さえできれば世界中の言語の歌でもビブラートが出来ることになります。

「あぁあぁあぁ」が出来たら次は「いぃいぃいぃ」「うぅうぅうぅ」「えぇえぇえぇ」「おぉおぉおぉ」そして最後は「んんんんんん」と6文字とも練習します。

慣れてきたら実際の歌で練習します。

例えば中島みゆきさんの「糸」で練習する場合、「縦の糸はあなた~~~」の最後の~~~の部分でビブラートをかけてみます。

母音は「あ」なので、「縦の糸はあなた」と歌った後に先ほどの「あぁあぁあぁ」を付け足すことが出来れば完成です。

しかし、先ほどとは違い歌の中になるとどうしても皆様緊張して力んでしまい、シンプルに「あぁあぁあぁ」と言うことが出来なくなってしまいます。

そんな時はカラオケを止めて、アカペラ状態で落ち着いて練習すると上手くいきます。

次の「横の糸は私~~~」は、母音が「い」なので、「横の糸は私ぃいぃいぃ」という感じです。

最初は喉の使い方が不器用なので上手くいかない場合も多いですが、レッスン後に毎日10~15分でもいいのでご自宅で「あぁあぁあぁ」「いぃいぃいぃ」などと言っていれば徐々に喉の使い方が器用になり、次回のレッスンでは出来るようになっている方が多く見られます。

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3.ウィスパーボイスに挑戦

ウィスパーボイスは言葉通り「ささやく声」という意味で、息を混ぜて発声することで優しさや切なさを表現する技術です。

まずは普通の声で「おはようございます」と言ってみて、次は息だけで「おはようございます」と言ってみましょう。次に声と息を半々くらいに混ぜ合わせて「おはようございます」と言ってみると、ウィスパーボイスの感覚がお分かりいただけるかと思います。

ウィスパーボイスは簡単なようですが、実は腹式呼吸を使ってしっかりと響かせないとお客様に聞こえない「ただの小さい声」になってしまいますので、深く掘り下げるとかなりの高等技術かも知れません。

まずは息を混ぜた声だけでもいいので、好きな曲を歌っていただきます。その際、サビは今まで通り普通にしっかりとした声で歌う、サビ以外のAメロBメロなどはウィスパーボイスで歌うようにして、その差を感じていただきます。

区別することに慣れてきたら、次は同じAメロの中でも普通の声とウィスパーボイスを使い分けたりすることで、圧倒的な表現力を身に着けることができます。

ちなみに、ウィスパーボイスは低音用の技術で、高くなるほどファルセットになっていきます。ですので同じAメロの中で使い分ける場合は、「これより高い音程は普通に歌う、これより低い音程はウィスパーボイス、高い音程で優しく歌いたい場合はファルセット」という風に使い分けると上手くいくと思います。

4.エッジボイスを取り入れる

エッジボイスとは別名ボーカルフライとも呼ばれる技術で、文字で表すと「あ゛あ゛あ゛あ゛」のような感じです。

やり方としてはまず普通に「あーーーー」と伸ばしながら、音程と音量を同時に下げていくと、最後に残るのがエッジボイスです。

こちらもビブラート同様、母音にかけることが出来る技術で、バラードなどで歌い始めの音の前に使用すると歌に色気が出ます。

しかしながら、ミックスボイスなどの発生源はこのエッジボイスからのスタートとなるため、発声法によっては自然とエッジボイスを使っている、または意図せずエッジがかかってしまう方も多く見受けられます。

このエッジボイスは歌の表現としてだけでなく、今後ミックスボイスやヘッドボイスを習得する際の「声帯閉鎖」という意味で非常に役に立ちますので、早い段階で習得することをお勧めしております。

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5.ミックスボイスに挑戦!

現代のシンガーは特にミックスボイスを多用するため、YouTubeなどでもミックスボイスの練習法を教える講師や、ミックスボイスに憧れる一般の方が非常に増えています。

ミックスボイスとはその名の通り「ミックスした声」で、何と何をミックスした声かと言うと「裏声(ファルセット)」と「地声(チェストボイス)」です。

確かにファルセットとチェストボイスの間の声のことをミックスボイス、またはミドルボイスというのですが、厳密にはファルセットの出し方でチェストボイスを出すと言うと伝わりやすいかもしれません。

YouTubeなどでも様々な教え方やトレーニング法が存在し、その全てが正しいと思いますが、おとかぞくに来られる方は音楽に関して全くの初心者の方が95%なので、専門用語は出来る限り使わず、声帯の仕組みなども無理に伝えず、初心者の方が直感的に分かるようにお伝えしています。

おとかぞく流ミックスボイス練習法

まずは裏声(ファルセット)を出してください。次に普通に地声(チェストボイス)を出してください。それぞれ声の出し方が違うことは分かりますか?声の出口が違うと言っても問題ありません。

分かりやすく言うと、裏声の出口から地声を出すというイメージです。裏声のトンネルに地声を通すと言っても良いかも知れません。

まずは裏声を出した状態で音を伸ばしながら、そのまま地声に変えていく練習が初心者の方には最も伝わりやすいことが、おとかぞく15年間の歴史で分かってきました。

しかしこの練習はレッスン中の30分や1時間だけで出来るものではなく、毎日少しずつ練習を積み上げていくことで徐々にミックスボイスが出るようになってきます。

最初は「本当にこれで合っているのかな?」と感じると思います。そして、少しだけミックスボイスが出てきた段階でも「え?こんなに頼りない細い声で大丈夫かな?」と不安に感じると思います。

しかしそれで大丈夫です。ミックスボイスとは本来、最初はとても頼りない声に感じるものなので、それでも毎日その練習を繰り返していると、だんだんと芯のある声に変わってきます。

この段階ではスケール練習(音階練習)が非常に有効で、ピアノやギターなどを使って「ドレミファソファミレドー」などと少しずつ高くしたり低くしたりしながら、どの音域帯でもミックスボイスが出せるように練習していきます。

声帯は非常に小さい筋肉なので思うようにコントロールするのは難しいのですが、逆に言うと小さい筋肉なのですぐに鍛えられるとも言えます。

正しい練習であれば1週間も続けていれば見違えるようにミックスボイスが出るようになりますし、冒頭でもお伝えしたように現代のシンガーは特に多用する技術ですので、ミックスボイスが出るようになると歌える曲の幅が格段に広がり、とても楽しくなります。

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6.バンドを組んでライブに出る

基本的な発声や技術ができるようになったら、いよいよバンドを組んでライブに出演します!普通のボイストレーニング教室などでは歌の技術を習うだけで、バンドメンバーがいたりライブに出演することは出来ないと思うので、これもおとかぞくの特色であると言えます。

バンドの組み方に関しては別の記事やおとかぞくご加入時に詳しくご説明させていただきますが、新人限定バンドという仕組みがあるため、どなたでも気軽にバンドを組むことが可能です。

・音楽を始めたばかりの方

・おとかぞくに入ったばかりの方

・同じくらいの歴のメンバーで組みたい方

という人のためのバンドなので、まず最初のライブではこの新人限定バンドに入るとやりやすいと思います。

慣れてきたら常連メンバーの中に入ったり、ご自身で仲間を集めて好きなバンドを組むことも可能です。

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