【リハーサルって何するの?】バンドを初めて組む方へ/新宿バンドサークル「おとかぞく」

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みなさんこんにちは!今から音楽を始めたい超・初心者のための新宿バンドサークル「おとかぞく」です。

今回はバンドを初めて組む方のために、リハーサルというのは何を目的に具体的にどんなことをするのか?また、どのような意識でいればよいのかなどを詳しくご説明させていただきます

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1.リハーサルとは合同練習の場所

バンドにおけるリハーサルとは、役者さんの舞台稽古に似ています。それぞれに役が振り分けられ、それぞれの台詞が載った台本をもらい、まずは個人練習に入ります。これがバンドで言うとボーカル、ギター、ベース、ドラムという役が振り分けられ、それぞれのパートが台詞にあたります。

これを各自練習して「さぁ合わせてみよう!」というのがリハーサルなので、各自責任を持ってリハーサルの日までに覚えてくる必要があるわけです。

リハーサルの日に一人でも「まだ自分のパートが演奏できない」という状態だとリハーサルの意味が全くなくなってしまい、全員で合わせる練習になりません。それは言わば「合同練習」ではなく「合同個人練習」になってしまうのです。

本来であればお互いの呼吸などを感じながら、全体で合わせる練習をしたいのですが、うろ覚えのメンバーなどがいると「その場で全員で個人練習をしているだけ」になってしまい、メンバーと合わせるという意識になりません。

そのため、リハーサルの日までに必ず全員が演奏できるようになってくるという責任感が必要です。

2.楽譜は覚えてくる方が良い

おとかぞくではリハーサルの日までに全員が楽譜を覚えてくることをお勧めしています。とは言え初心者サークルですので皆さん楽器を始めたばかり。無理にでも覚えてこいというわけでもありませんし、リハーサルで楽譜を見ていたら怒られるわけでもありません。

それではなぜ楽譜を覚えてくる(暗譜してくる)ことをお勧めしているかと言うと、下記のような理由があります。

暗譜している方が楽しい

リハーサルまでに暗譜が間に合わず、楽譜を見ながらの演奏になってしまうと、メンバーの顔や動きを見たりメンバーの音に合わせようとする余裕が生まれないため、リハーサルの空気をあまり楽しめません。

他のメンバーはアイコンタクトをしたり動きを合わせたりして楽しんでいる中、自分だけが楽譜とにらめっこしながら演奏することになってしまうのです。

暗譜した状態で演奏に余裕があると、リハーサルならではの楽しみを存分に味わっていただけるため、楽譜はしっかり覚えてくることをお勧めしています。

楽譜を見ながらの方が難しい

「初心者だから楽譜を覚えるのは難しい」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、実際には「初心者だからこそ暗譜する方が楽」なのです。

楽譜を見ながら演奏するというのは実はかなり高度なレベルの話で、プロなどは初見でもいきなり弾けたりするのですが、初心者の方は楽譜を見ながらだと楽器の手元が見えなくなったり、曲のスピードに追い付けなくなったりしがちです。

楽譜を覚えていれば手元を見ることができるので正確な演奏が出来ますし、その他にもあらゆる面で余裕が生まれます。

しかしこれはやってみないと分からないため、「楽譜を見ながらの演奏」と「暗譜した状態での演奏」を両方試してみると良いかも知れません。

全員と合わせる余裕が出来る

バンドやリハーサルの醍醐味は、何と言ってもメンバーと音を合わせる楽しさです。

暗譜できている状態だとメンバーとアイコンタクトで呼吸を合わせたり、動きや振り付けを合わせて楽しむことも可能ですが、楽譜を覚えていない状態だと一人だけずっと楽譜とにらめっこになってしまい、バンドの楽しさを感じていただくことが出来ません。

最初にも申し上げた通りおとかぞくは超・初心者の方のためのバンドサークルなので「絶対に楽譜を覚えてこい!」とまでは言いませんが、初心者サークルであると同時に「バンドを楽しんでいただくための場所」でもあるため、楽譜を覚えてくる方が楽しいこともお伝えしております。

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3.リハーサルの遅刻や欠席は厳禁

バンドを組んだ時点でリハーサルでの禁止事項などはしっかりお伝えするのですが、やはり遅刻や欠席は厳禁です。

皆様お仕事などがおありで大変なのも分かりますし、当日になって残業になったり体調不良になることがあることももちろん分かります。

しかし、バンドというのは1人欠けるとリハーサルの意味がなくなってしまうのです。

例えば5人メンバー(ボーカル、ギター、ベース、ピアノ、ドラム)だとして、ドラムの人が当日1時間遅れて来てしまったら、残りのメンバーはドラムなしで音を合わせるという全く無意味な時間になってしまいます。

また、ボーカルの人が当日になってリハーサルに来れないとなると、演奏陣だけで練習することになり、今どこを演奏しているのかをボーカルの歌詞で判断していたメンバーにとっては非常に分かりにくく、初心者メンバーにとってはかなり難易度が上がってしまいます。

さらに、リハーサルのスタジオ料金はメンバーで割り勘するわけですが、5人中1人が来ないと本来5分の1だったはずの各自の負担が4分の1ずつになってしまい、ちゃんと出席したメンバーが損をするという状況になってしまいます。

このような場合は欠席したボーカルが全員分のスタジオ代を負担するのが通常ですが、金銭的な面よりもやはり練習を無意味にしてしまったことが大問題です。

リハーサル日程を決める時点で「確実に来れる日」を選ぶことはもちろんですが、当日の体調管理なども各自の責任として確実に行いましょう。

4.演奏を合わせる

リハーサルとは基本的にはメンバー全員で演奏を合わせる場所です。それぞれが練習してきたパートを同時に合わせる時の楽しさはバンド以外には味わうことが出来ません。ここで一気にバンドの楽しさにハマる人が続出します。

まずは皆さん初めてのリハーサルで緊張していると思いますので、とりあえず全ての曲を1回ずつやってみます。

最初は大きな音に戸惑ったり、初めての生演奏に緊張して覚えていたはずのフレーズが飛んでしまったり、いつも弾けていたはずのフレーズが全く弾けなくなってしまったりするものです。

これは皆さんの練習不足ではなく緊張などが原因であることが多いため、まずはリラックスするためにもとりあえず1周全部の曲を合わせてみます。

全ての曲を1周する頃にはだいぶこの環境にも慣れて肩の力が抜けてくるので、2周目からが本当のリハーサルのスタートだと思っていただいて結構です。

ここからはただ「せーの!」で音を合わせるだけでなく

・カウントの出し方

・各メンバーの音量や音質の調整

・リズムがずれてしまう箇所の修正

・難易度が高くミスが起こりやすい個所の簡略化

など、おとかぞく代表のひろさんが細かく指示やアドバイスをくれます。

3周目ではだいぶ形になってきて、全員がバンドに慣れて楽しくなってきます。

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5.MCの作り方

演奏がある程度形になってきて安心したところで、休憩がてら楽器を置き、MCや自己紹介タイムについて話し合います。

今やっているリハーサルはこの数週間後にやってくるライブのためのリハーサルなので、当然演奏のみではなく他のことも決める時間として使います。

MCに関しては基本的にはボーカルが行うものですが、おとかぞくの新人限定バンドなどでは新しく加入した方や初ライブの方が他のメンバーに初めての機会だったりもするので、それぞれ自己紹介をしておくと良いと思います

・名前・パート・おとかぞく歴・好きなバンドなどを簡単に伝えておくと、今後バンドに誘われやすくなります。

その他にもあなたの好きなバンドのボーカルがやっていたMCの真似をしてもいいですし、お客さんとコール&レスポンスを楽しんでも良いですし、何か必殺のエピソードトークがある人は披露してくれても結構です。

とは言えやはりライブの中心は演奏なので、あまりダラダラと無意味な時間にならないよう、コンパクトに目的を持ってMCを組み立てることが重要です。

6.衣装や小道具について

バンドによってはライブを盛り上げるため、衣装や小道具を用意する場合もあります。

同じテーマの衣装で揃えたり、サイリウムや風船、お客様に配るお菓子などを用意しても良いかも知れません。

しかし、本来であれば衣装や小道具の準備にかかる費用は、「動員があり、収益が上がった中から使うべき」です。

赤字になってもご自身が楽しむために色々準備してももちろんOKですが、バンドマンとして成長するためにはいずれ収益なども考慮し、例えば10人のお客様が来る予定だからバンドとしつぇの収益が2万円ある状態で、その中から1万円を衣装や小道具代に充てるというのが本来のバンドのやり方です。

メンバーによっては「赤字でいいから楽しみたい!」という人もいれば、「あまり出費を増やしたくない」という人もいます。嫌がるメンバーに強制してはいけませんが、かと言ってライブを盛り上げるために何もしないというのも正しいとは言えないので、全員で話し合って全員が楽しめるちょうど良いポイントを探すようにしましょう。

7.曲順を決める

ライブを最も盛り上げるためには曲の演奏順は非常に重要です。

アップテンポでノリがいい曲とバラードなど、バランスよく配置することはもちろんですが、特に1曲目と最後の曲の配置が重要です。

30分ステージなので基本的には5~6曲を演奏するバンドが多いのですが、例えば「最初は勢いよく始めて、途中でバラードでしっとりさせて、最後にまた感動的に盛り上げたい!」ということはほぼ不可能です。

なぜなら、30分という短い時間の中で3つ4つの感情を抱かせることは非常に難しいからです。

最後の曲で盛り上げたいのであれば、それまでの全ての曲はそこに向かって徐々に上げていく、

バラードで感動させたいのであれば、どの順番で演奏すればお客様が最も感動しやすいのか?と考える

という風に、1つの目的に向かって曲順を考えると良いと思います。

例えて言うならコース料理などは、食前酒→前菜→メイン→デザートのように、メインの料理を最も楽しめるように順番が設定されています。

もちろんメイン以外の料理をないがしろにして良いわけではないのですが、最大の目的がブレてしまうとその他の料理の存在理由も不明瞭になってしまいます。

1曲目・・・このバンドの方向性を伝えるための曲

2曲目・・・1曲目の延長

3曲目・・・MCなどを挟んだ後に、コール&レスポンスなどを入れて客席を温める

4曲目・・・ここがメイン!最大の盛り上がりを作る!

5曲目・・・盛り上がった曲の後に口直し的なバラードで締める

この場合は4曲目をメインとした考え方ですが、これ以外にも無数に考え方や曲順パターンは存在します。

大事なのは1つの目的に向かってその他の曲やMCが配置されているという点です。

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