2025/05/29
みなさんこんにちは!今から音楽を始めたい超・初心者のための新宿バンドサークル「おとかぞく」です。
今回はおとかぞくのピアノ体験レッスンの流れを詳しくご説明させていただきます。
おとかぞくレッスン受講をお考えの方はぜひご参照くださいませ。
1.まずはどんなピアノを弾きたいかヒヤリング
ピアノには色々な弾き方があるため、まずはどのようなアーティストが好きで、どのような曲を弾きたいかをお聞きする必要があります。
大きく分けると「ピアノソロ」「弾き語り」「バンドのキーボードパート」といった感じで、どれをやりたいかによってお教えすることがガラリと変わります。
ピアノソロ・・・いわゆる皆様がイメージするピアノらしいピアノで、ベートーベンやモーツァルト、ショパンなどのクラシック曲を弾くようなタイプです。この方向性をご希望の方にはまずは簡単な曲を両手で弾く練習、楽譜の読み書きなどをお教えします。
弾き語り・・・ご自身で歌を歌うための伴奏としてピアノを弾きたいタイプの方です。ソロ活動がしたい、ストリートで弾き語りがしたいなどのご希望の方もいらっしゃいますが、最も多いのは好きなアーティストがピアノ弾き語りの人だから、自分もやってみたいという感じです。弾き語りをご希望の方にはまずはコードの作り方からお教えして、お好きな曲を簡単アレンジで弾き語りできるようになっていただきます。
バンドのキーボードパート・・・バンドを結成してキーボードパートで加入し、バンドサウンドの中のピアノやシンセサイザーパートを担当したい方です。この方向性をご希望の方には先程の2つの両方の要素が必要なので、両手で弾く練習、楽譜読み書き、コードの作り方など順にお教えしていきます。
2.簡単な曲を弾いてみよう!
ピアノソロ演奏やバンドのキーボードパートをご希望の方はまず、簡単な曲を両手で弾いてみる練習です。
まずはキラキラ星など子供向けの馴染みのあるものからスタートすると、数十分で形になるので楽しくなります。
右手・・・ドド ソソ ララ ソー ファファ ミミ レレ ドー
左手・・・ドー ソー ファードー ファー ドー ソー ドー
という風に書いた楽譜(?)をお渡ししますので、これを見ながら弾いてみていただきます。
この際、いきなり両手で上手に弾く必要は全くなく、まずは右手だけ、次に左手だけ、慣れたら両手を合わせるという手順で結構です。
両手を合わせる際には、「最初は右手がド、左手もド」という感じでゆっくり確認しながら準備をし、準備が出来たら弾く。
「次の音は右手がソ、左手もソ」「次は右手がラ、左手ファ」という感じで一つずつゆっくり丁寧に弾いていく方が、結果的に慣れや上達が速くなります。
3.ドレミファソラシドの弾き方を覚えよう!
次に、ドレミファソラシドの弾き方をお教えします。誰でも弾けそうな気がするのですが、よく考えてみるとドレミファソラシドは8音、片方の手には指が5本しかないため、実はドレミファソラシドの弾き方を正しく知らない方は多いようです。
右手の場合、ド(親指)→レ(人差し指)→ミ(中指)→ファ(親指)→ソ(人差し指)→ラ(中指)→シ(薬指)→ド(小指)という手順となります。
親指から順番に弾いていくのですがよく見ると、
ド(親指)→レ(人差し指)→ミ(中指)→ファ(親指)→ソ(人差し指)→ラ(中指)→シ(薬指)→ド(小指)
ここで親指が下からくぐってファを弾いています。その後は1本ずつ順番に弾いていくことで、最後のドがちょうど小指で終わることになります。
逆にドシラソファミレドと戻る場合には、
ド(小指)→シ(薬指)→ラ(中指)→ソ(人差し指)→ファ(親指)→ミ(中指)→レ(人差し指)→ド(親指)という手順になります。
こちらも先ほどと同様、小指から順に弾いていったように見えるのですが、
ド(小指)→シ(薬指)→ラ(中指)→ソ(人差し指)→ファ(親指)→ミ(中指)→レ(人差し指)→ド(親指)
ここで中指が上から跨いでミを弾いています。
左手は右手の反対に指がついているため、全く逆の手順となります。
左手でドレミファソラシドと弾く場合:
ド(小指)→レ(薬指)→ミ(中指)→ファ(人差し指)→ソ(親指)→ラ(中指)→シ(人差し指)→ド(親指)
左手でドシラソファミレドと戻る場合:
ド(小指)→シ(薬指)→ラ(中指)→ソ(人差し指)→ファ(親指)→ミ(中指)→レ(人差し指)→ド(親指)
ここまでをご理解いただいたら、次は両手で同時にドレミファソラシドと弾いてみましょう。※右手の親指のドより1オクターブ下のドに左手の小指を準備します。
右手:ド(親指)→レ(人差し指)→ミ(中指)→ファ(親指)→ソ(人差し指)→ラ(中指)→シ(薬指)→ド(小指)
左手:ド(小指)→レ(薬指)→ミ(中指)→ファ(人差し指)→ソ(親指)→ラ(中指)→シ(人差し指)→ド(親指)
指の順番通りではなく跨いだりくぐったりするポイントが左右異なるため、最初は非常に難しく感じます。
慣れてくると何も考えず世間話をしながらでも間違えず出来るようになります。
4.コードの作り方を学ぼう!
ここまでが出来るようになった方、または弾き語りを出来るようになりたい方には、コードの作り方をお教えします。
Cがドミソであることくらいは知っている方も多いかも知れませんが、おとかぞくではコードの形を暗記するのではなく、しっかりと理論的かつ体系的に作り方をお教えしております。
※理由のない丸暗記では今後必ず分からなくなる場面が出てきますが、理論的に仕組みを理解してしまえば、初めて見るコードすらご自身で作り出せるようになるためです。
まずはメジャースケールの理解をしよう
コードの作り方を学ぶには、まずはメジャースケールの理解が必須です。
メジャースケールとは長調の音階のことで、最も簡単に言うとドレミファソラシドのことです。
しかし、鍵盤で見るとドとレの間にはド#、レとミの間にはレ#という黒鍵がありますが、ミとファの間には黒鍵がありません。
同様に、ファとソの間、ソとラの間、ラとシの間には黒鍵がありますが、シとドの間には黒鍵がありません。
これが何を意味するかと言うと、ドとレの間は全音、レとミの間も全音、ミとファの間は半音、ファとソの間は全音、ソとラの間は全音、ラとシの間も全音、シとドの間は半音の間隔になっているということです。
メジャースケールとは厳密に言うと、全全半全全全半の間隔で音が上がっていくことを指します。
ドレミファソラシドのことを英語でCDEFGABCと表現するため、
Cメジャースケール:ドレミファソラシド
Dメジャースケール:レミファ#ソラシド#レ
Eメジャースケール:ミファ#ソ#ラシド#レ#ミ
Fメジャースケール:ファソラシ♭ドレミファ
Gメジャースケール:ソラシドレミファ#
Aメジャースケール:ラシド#レミファ#ソ#
Bメジャースケール:シド#レ#ミファ#ソ#ラ#
と、なります。
※この部分の詳しい説明や導き出し方は実際に体験レッスンの際にお教えします。
メジャースケールを書き出すことが出来たら、次にコード構成音表をお渡しします。
メジャー:1・3・5
マイナー:1・3♭・5
セブンス:1・3・5・7♭
サスフォー:1・4・5
オーギュメンティッド:1・3・5#
などと書かれたプリントです。
この表を見ながら先ほどのメジャースケールに当てはめると、数百種類のコードの作り方を一気に理解することが可能です。
Cメジャーを作りたい場合:
メジャーコードの構成音は1度、3度、5度なので、Cメジャースケールの1番目3番目5番目はドミソなので、ドミソを同時に弾くとCメジャーコードとなります。
Cマイナーを作りたい場合:
マイナーコードの構成音は1度、3度♭、5度なので、Cメジャースケールの1番目の音はC、3番目の音を♭(半音下げる)するとE♭、5番目の音はEなので、ドミ♭ソを同時に弾くとCマイナーとなります。
Cセブンスを作りたい場合:
セブンスコードの構成音は1度、3度、5度、7度♭なので、Cメジャースケールの1番目3番目5番目に7番目の音を♭すればよいので、ドミソシ♭がCセブンスとなります。
Dメジャーを作りたい場合:
メジャーコードの構成音は1度3度5度なので、Dメジャースケールの1番目はレ、3番目はF#、5番目はAなので、レファ#ラがDメジャーとなります。
Dマイナーを作りたい場合:
マイナーコードの構成音は1度3度♭5度なので、Dメジャースケールの1番目はレ、3番目のF#を半音下げるとF、5番目はAなので、レファラがDマイナーとなります。
Fsus4を作りたい場合:
サスフォーの構成音は1度4度5度なので、Fメジャースケールの1番目4番目5番目の音はFB♭Cなので、ファシ♭ドがFsus4となります。
Aaugを作りたい場合:
オーギュメンティッドの構成音は1度3度5度#なので、Aメジャースケールの1番目の音はA、3番目の音はC#、5番目の音はEですが半音上げるのでF、ということで、ラド#ファがAaugとなります。
コードの作り方が分かったら、いよいよお好きな曲で弾き語り伴奏をしてみます。
「好きな曲のタイトル」「コード」と検索すると、Uフレットなどのサイトでコード譜を見ることが出来ます。
それを見ながら一つずつコードを弾いていくと、すぐに好きな曲の弾き語りが出来るようになることが分かっていただけます。
5.最後に
ここまでで大体70~80分程度で、残りの時間はおとかぞくに関する説明や、聞いておきたいことをご質問していただけます。
基本的にはホームページでご覧いただいたように月額7900円で通い放題、好きな楽器を習うことが出来る、バンドを組んでライブに出演出来る、などがおとかぞくの主な特徴ですが、その他の細かい部分で事前に聞いておきたいこともおありかと存じます。
特に多いご質問をまとめておきます。
・本当に毎日来ていいんですか?→はい、本当に毎日通う方も沢山いらっしゃいます。
・ピアノ以外も習えますか?→もちろんです。おとかぞくに3年くらい通っている方のほとんどは、全てのパートでライブに出たことがあるほど、いつの間にかオールラウンダーになりやすい環境です。
・バンドはどうやって組むのですか?→おとかぞくライブでは毎回「新人限定バンド」を結成します。最近おとかぞくに入ったばかりの方、楽器を始めたばかりの方、ライブが初めての方だけで結成するバンドです。何度かライブに出て慣れてくるころには知り合いや仲間も出来てきているので、好きなバンドに加入したり、自分から誘ったりと自由にバンドを組むことが出来ます。
・レッスンやライブ以外のイベントはありますか?→はい、お花見やBBQ、忘年会や新年会などを定期的に開催しているので、普段レッスンでは時間帯が合わないメンバーとも交流する機会があります。